介護保険住宅改修(疾病別住宅改修)で大切なこと

昨今、バリアフリー住宅はあたりまえになりつつあります。しかし、家族が突然、脳血管障害やパーキンソン病、あるいは認知症を患ってしまったら、バリアフリーにしてあるから大丈夫とはとても言えません。

単なるバリアフリーではなく、疾病別の住環境整備を考えなければなりません。手すり一本でもきめ細かい配慮が必要となります。

ご本人にとってそして介護者にとってもベストな方法を考えるにあたって大切なことは、医療、福祉、建築の専門職がチームを組み、ご家族と協同して住環境整備を考えていくということです。

私は、福祉住環境コーディネーターと建築の専門職という立場から、そういったことを踏まえて、ご本人の尊厳を保ち、介護の軽減や家族間の円滑化をも考えた住環境整備を提案したいと思います。