WORK-F邸改築工事

築約40年の住宅をリフォームしました。未住居だったため、いろいろなところの劣化が進み、そちらの修理に時間がかかりました。また、雨漏りがひどく、おそらく谷の部分の板金に穴が空いているのが原因だと思われ、板金をガルバリウム鋼板に取り替えました。今のところ雨漏りは止まっています。

 

今回のリフォームで築40年とは思えないほど、気持ちの良い快適な住まいになりました。内装はすべて自然素材です。杉の香りが心地よいです。

壁を取り払った部分は耐震を考えた仕様にしています。

 

 

 

外壁の汚れが目立っていたので、白色からオレンジ系の落ち着いた色に塗り替えました。

 

玄関入ってすぐのピアノ室を少し広げたため、その分、玄関ポーチだった部分を玄関に増築しています。玄関ポーチは改めて施工しています。

 

 

      写真の白のガーデンフェンスは住まい手の手作りです。

 

 

 

この部屋がピアノ室です。

もちろん開口部は二重サッシにしています。

仕事も出来るように左側には簡単なデスクを取り付けました。このデスクは住まい手の作品です。

 

 

 

 リビングです。奥がキッチン、勝手口があり裏庭に通じてます。

天井、床板すべて徳島の杉です。1階の床板は30mmを選んでます。歩いた時の感触はしっかりした安定感があります。

すべての部屋の壁は住まい手の家族が漆喰を塗りました。壁面積がたくさんあるので大変な作業でした。でも住まい手の愛着は大きいことでしょう。

 

    床、天井、壁の自然素材の吸放湿性に期待したいところです。

 

 

キッチンです。

これは大工さん手作りの食器棚です。すべて無垢の杉で作ってもらっています。食器棚は引出しなのでとても便利です。背の高いほうの棚はキッチン側は食品庫、リビング側はグラス類を入れる食器棚です。これだけですべての食器が納まりました。

 

 

 

キッチンの流し台です。もともとあったシンク台は80㎝で住まい手には低すぎたため、高さ90㎝のルプのキッチンをオーダーしました。オールステンレス(配管もすべてステンレス)です。

右下のワゴンも手作りです。このワゴンはお鍋の収納も兼ねています。

 

 

グリルのない4口のガスコンロに繋げられるオーブンは

イタリア製のベルタゾーニだけです。

シンプルで美しい外観です。丈夫で長持ちするように設計されています。

 

 

 

1階のトイレです。

もとは汲み取り式だったため、床下が土でした。

下水道工事の際、土の掻き出しをするにあたって設備屋さん、大工さんにはかなりの手間をおかけしました。

 

 

2階にトイレを新設しました。

奥のタイルの壁は、1階はブルー、2階はオレンジにしています。

床のタイルは1階が濃いめのブラウン、2階は薄いめのブラウンです。

壁は両方ともキッチンパネルを採用しました。

 

 

 

洗面室です。

もともとの洗面台は撤去してもらい、無垢の杉材で大工さんに洗面台を作ってもらいました。

その上に洗面器を乗せてます。

 

 

 

リビングのほうから見た玄関に通じる廊下です。 

廊下も杉30mmです。

 

玄関周りだけは黄色の漆喰を塗っています。照明を付けるとプロバンス風に見えます。

 

 

 

廊下を玄関のほうから見た写真です。正面の部屋が和室を思わせるかのようにわざと障子風の建具にしています。実際はリビングなので洋室です。

 

 

 

 

ピアノ室の建具です。無垢の杉材でガラスはチェッカーガラスを入れました。

 

 

 

洗面室の建具です。

オール無垢の杉で建具屋さんに作ってもらいました。

 

 

 

階段室です。

無垢の杉を使ってます。

手すりも無垢材で作ってもらいました。感触がとてもあたたかいです。

 

二階です。

続きの間です。もともと畳の部屋でしたが、

杉の床に貼り換えました。天井も杉材、もちろん壁は住まい手が塗った漆喰です。

もともと聚楽壁で暗い色でしたが、漆喰の白がとても部屋を明るくしています。

 

 

 

 

 

 

 

和室の掃き出し窓に縁側代わりに作ったデッキです。材はウリンなので硬いですが、塗装も要らず、雨にかかっても何ともありません。

 

 

裏庭には6畳ぐらいの大きさのデッキを作りました。このデッキは住まい手の作品です。かなり大変な作業だったようです。

こちらのデッキは家族で七輪を囲んで楽しむためのデッキです。