三世代同居のお宅の離れを改築しました。母屋は若い世代に任せて、我々(お父様 お母様)は離れでゆっくり過ごしたいということでした。
離れの一階は、二間共和室で、二階は納戸として使っておられました。歳を重ねると和室より椅子の生活ができる洋室が良いとのこと、また二階は半分だけ納戸にして風通しの良いほうを寝室にしました。
もちろん自然素材をふんだんに使った改修です。
〈After〉
床下は、断熱材(パーフェクトバリア)の上に構造用合板 そして30㎜の厚みの無垢の杉板を貼りました。
天井も15㎜の無垢の杉板を貼っています。
壁はほんのり黄色がかった珪藻土に塗り替えました。
既存の押入れはクローゼットに変更。クローゼットの扉は無垢の杉板です。
〈After〉
二間続きの和室をLDKに一体化しました。
〈Before〉
改修前は、和室。
壁はくすんだ色の聚楽塗り。
〈After〉
1畳の畳の間。ちょこっと腰掛けたり、ごろんと昼寝もできる、そんな収納付(下部に引出し式の収納)の畳の間を大工さんに作ってもらいました。
以前は使われてなかった三角形の空間を本箱付の机にして、椅子(高さ350㎜)としても使えるようにしました。
もちろん移動可能です。
〈After〉
階段を少しずらすことで階段下を対面キッチンに利用できました。コンパクトながら使いやすいキッチンになりました。
手前はカウンターを生かしたマガジンラック、奥は引出し式の食器棚。いずれも大工さんに作ってもらいました。
また、キッチンの床は、コムコーク(コルクとゴムの天然床材)を敷いています。滑りにくく、耐水性があり、暖かい上歩行感が良く、自然の抗菌性もあります。
〈After〉
キッチンはオールステンレスの「ルプ」を採用。配管まですべてステンレスです。何といってもシンプルなデザインが素敵で、ステンレスと自然素材がとても美しくマッチしています。
〈After〉
本好きなお施主様のための本棚です。
隣は収納ボックス。
いずれも杉の集成材で大工さんに作ってもらいました。
〈After〉
階段を少しずらしたおかげで上り口に以前にはなかった踊り場が出来ました。
また、以前、フラッシュドアだった建具は無垢の杉材を使って引き戸にしました。
階段は、杉の集成材で作り替えました。
また、ビニールクロスの壁は、木創の布クロスに貼り換えました。
〈Before〉
以前には階段上部に踊り場がありませんでした。
建具はフラッシュドアでした。
ビニールクロスの壁は、黒ずんでいました。
〈After〉
二階寝室です。
納戸との仕切りは、入口と同じデザインの建具にしました。
また、天井には厚み100㎜の断熱材を入れて断熱性能をアップしました。
天井仕上材、床の仕上げ材は無垢の杉板15㎜を貼りました。
クローゼットも新たに作りました。クローゼットの建具も杉の無垢材です。
〈Before〉
以前の二階です。
納戸として使われていましたので物が溢れていました。
〈After〉
以前濡れ縁があったところにリビングルームと一体になったウッドデッキを作りました。ぜひお孫さんとお弁当を一緒に。また、洗濯物も干せる工夫もしています。
ウッドデッキの塗装はリボスの自然塗料タヤ・エクステリアです。明るい色が引き立っています。
〈After〉
離れに直接来れるための板塀とアプローチ。アプローチは、ジュラストーン貼り。板塀にステンレス製のレバーハンドルを付けています。もちろん鍵付きです。