スマートメーターって大丈夫?

 電力自由化になって自由に電力会社の選択ができるようになりましたが、メーター設置に関しては意外と認識度が低いように感じます。

 今のところ、電力会社を変えた場合、あるいは、アナログメーターの有効期限(10年)が満了になった場合、国のエネルギー政策の目標で、スマートメーターが設置されるようになっています。

 スマートメーターというのは、電気やガスのメーターで、通信機能を備えたものを言います。スマートメーターを設置すると、30分ごとの電気使用量を電力会社または電力利用者に送信するため、電力利用者が自らのエネルギー情報を把握、利用することで省エネ意識を高める等のメリットがあると言われています。また、遠隔検針ができるため、検針員が不要になる等、電力会社の業務効率化が図れるようです。

 しかし、このメリットは、省エネを達成できる信用できる証拠がない、また、サイバー攻撃を受けやすい等の理由でEUの多くの国で疑問視されています。

 さらに、いちばんの問題点は電波(電磁波)による健康被害です。スマートメーターのほとんどは、携帯電話等の電波を用いて電力会社と通信します。すでに導入した国や国内でも被害があったと報告されています。

 私たちは家庭に備えるものは、安全で信頼できるものであってほしいと願っています。メーターを設置することになった場合、アナログメーターか、スマートメーターかを自由に選択できるようになるべきだと思います。